アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは
自律神経のバランスの異常が大きな原因の一つ
かゆみの強い慢性的な湿疹で、多くの場合アトピー性素因(気管支喘息。アレルギー性鼻炎、結膜炎などを生じやすい体質)を持つ人に生じます。
増悪・緩解を繰り返すのが特徴であり、湿疹ができ、掻かずにはいられないほどかゆくなったり、赤くなったり、乾燥して皮膚がふけの様にはがれたりします。
これまで『原因がよくわからない』といわれてきましたが、遺伝的な原因の他に食生活・生活習慣・生活環境などからくる自律神経のバランスの異常が大きな原因の一つであるとわかってきました。
多くは小児期に発症しますが、思春期から30代前半に起こることも多くみられます。
これは生活や精神面で不安定になることがきっかけとなるもので、自律神経と大きく関係していると考えられています。
アトピー性皮膚炎の治療法
皮膚だけの病気と考えず、食養生や治療が必要
かゆみを抑えるためにステロイド外用薬(副腎ホルモン)が処方されますが、即効性はあるものの身体の中で副腎ホルモンが産出できなくなり、内分泌の変調をきたすという副作用も併せ持ちます。
アトピー性皮膚炎はアレルギー性疾患であるので、皮膚だけの病気と考えず、全身の病気でたまたま症状が主として皮膚に現れたものだと考えて食養生や治療をする必要があります。
食養生について
- アレルゲンになり易い食品は避ける
- 未精白食物や緑黄色野菜を十分とる
- 糖分、特に白砂糖の過食は皮膚病を悪化させるので避ける
- 香辛料やアルコールは避ける
- タバコは止める
- 塩分は少なく、味付けはうすめに
また東洋医学ではエネルギー不足から身体を冷やす能力が弱くなってしまい、身体の中で熱が皮膚を蒸らして乾燥させてしまうことが原因と考えられているので、当院では自律神経のバランスを整えるのと同時にエネルギーを補給し、熱を漏らし、身体を冷やす能力の回復を図る治療をしていきます。
使用するツボの紹介
心兪 | 主にストレスによる自律神経の乱れを調整するほか、血の中にたまった熱を冷ますために用います。 |
---|---|
曲池・合谷 | のぼせなど上がってしまった血を下げる効果と同時に、皮膚から熱を漏らすために用います。 |
血海・三陰交 | 血の巡りを良くし、また新しい血を産出することで皮膚に栄養を与えるために用います。 |
脾兪・陰陵泉 | 身体の中の水はけを良くするために用います。 |
新橋汐留治療院の鍼灸治療
- 新橋汐留治療院の鍼治療は全身に鍼を打つことによりまず、全身の循環機能及び代謝機能を高め、免疫力を向上させます。
- また、肩こり・腰痛などは局所だけが原因とは限らず冷えや内臓の不調、疲れやストレスといったものも要因に挙げられます。そのため、手足にある内臓に関係するツボや自律神経を調整するツボを使うことが大切になります。
- その上で局所にアプローチすることでよりよい効果が期待できるのです。
当院独自のオーダーメイド治療
当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身治療を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な治療法を相談しながらご提案していきます。